農業と福祉の連携を学ぶ校外学習【ふくし系列・介護福祉士コース】
介護福祉士コース3年生12名は、2025年1月31日、中電ウイング株式会社(名古屋市南区)および中電ウイングファーム(岐阜県可児市)を訪問し、「農業と福祉」の連携について学びました。この校外学習は、地域社会における障がい者支援の現状や課題を知り、多様な人々と共生する意識を育むことを目的としています。
中電ウイング株式会社の事業所を訪問では、障がい特性に配慮した職場環境や、安心して働ける工夫について学びました。また、社員同士が「仲間として互いに尊敬し合う関係」を築いている姿に、生徒たちは深く感銘を受け、インクルーシブな社会への理解を深めました。さらに、保健師や精神保健福祉士などの専門職が連携して支援を行う現場を知り、生徒たちは自身の進路についても新たな視点を得ることができました。
中電ウイングファームでは見学と収穫体験を行いました。そこでは、「障がい者が作っている」ということを全く前面に出さず、しっかりとブランディングされ、味と品質に自信を持った商品づくりについて学びました。また、障がい者の特性を活かした農園づくりの工夫にも触れ、農業と福祉が連携することで生まれる新たな可能性を実感する貴重な機会となりました。
今回の学びを通じて、生徒たちは農業と福祉の連携の重要性を理解し、社会貢献について深く考える機会を得ました。今後もこの経験を活かし、共生社会の実現に向けた理解と行動を深めていきたいと考えています。
「西区おもいやりのまち宣言推進月間」イベントに参加【ふくし系列介護福祉士コース】
2年生ふくし系列介護福祉士コース(3名)は、2月22日(土)に西区役所で行われた「西区おもいやりのまち宣言推進月間」のイベントに参加させていただきました。
イベント全体の司会者としてスタートし、
第1部では、映画「認知症と生きる希望の処方箋」の上映が行われました。
第2部では、偕行会城西病院の方々による認知症予防のミニ講話と笑いヨガを体験させていただきました。
特効薬のない病、認知症が増えている中で、生徒たちは、この活動を通して「地域の方と笑いながら楽しく交流をできてよかった」「認知症に関する知識が深まりました。ご家族の方の想いを大切にできる専門職になりたいです」など学びを深めることができました。
この学びを今後の進路においても生かしていきたいと思います。西区役所の皆様、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
5年ぶりに「SSカフェ(認知症カフェ)開催しました!」【ふくし系列介護福祉士コース】
2月7日(金)3年生介護福祉士コース13名を中心に、認知症の方やその家族、地域の方が情報交換できる場として、地域にお住まいの方々を迎えて5年ぶりの「SSカフェ(認知症カフェ)」を開催しました。
参加していただいた皆様に「楽しかったよ、また来たい。」といった多くの声をいただくことができました。
今回は久しぶりの開催でしたが、西区役所、西区社会福祉協議会、西区南部いきいき支援センターの方々をはじめ、たくさんの方々の協力を得ながら無事に終えることができました。大変ありがとうございました。
今後も地域のみなさんが笑顔で過ごすことができるよう、積極的に活動を続けていきたいと思います。引き続き、ご支援ご協力をよろしくお願いします。
リハビリテーション病院見学実習【ふくし系列・3年介護福祉士コース】
ふくし系列では、ふくし・介護・医療・児童・地域分野で活躍するスペシャリストを目指しています。
1月30日(木)、3年生ふくし系列・介護福祉士コース(13名)は、愛知県済生会リハビリテーション病院(回復期病院)へ見学実習をしました。看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・放射線技師・社会福祉士・介護福祉士などの多職種連携の理解について学ぶことができる貴重な時間となりました。この学びをこれからの夢の実現につなげていきたいと思います。

第21回福祉用具アイデアコンテスト 最優秀賞・優秀賞・特別賞【ふくし系列】
1月11日(土)日本福祉大学主催の第21回福祉用具アイデアコンテストにおいて、最優秀賞・優秀賞・特別賞の3部門表彰されました。
応募総数970点、課題【誰もが快適に暮らせる「もの」や「サービス」の工夫】をテーマにそれぞれのアイデアが評価されました。
最優秀賞「あんみんどーむ(安眠ドーム)」
優秀賞「〇△×信号」
特別賞「わくわくゲーム機」


障がいふくしのボランティア活動による感謝状拝受【ふくし系列】
12月7日(土)イオンタウン名西にて開催された「フレンド・ふくし・フェスティバル」にて、これまでの障がい福祉の理解・地域福祉増進におけるさまざまな活動を評価されて、西区長より感謝状をいただきました。
これからも障がい福祉の理解が広まるように活動を続けていきたいと思います。

助産師についての講演【ふくし系列2年】
ふくし系列では、ふくし・介護・医療・児童・地域分野で活躍されているスペシャリストに来校して頂き講演会を行っています。
10月31日(木)、2年生ふくし系列(33名)は一宮研伸大学看護学部助産師課程の先生・学生さんにご来校頂き、助産師の職種理解について講演会をして頂きました。助産師のイメージや仕事の内容とは何かというお話や、出産時におけるさまざまな職種の連携や疑似体験をさせていただき、実際にどのようなサポートが必要となるかなど貴重な学びの時間となりました。この学びをこれからの進路や夢の実現につなげていきたいと思います。

ナゴヤ・コンパス・プロジェクトおよびDXハイスクール 公開授業
令和6年12月20日(金),ナゴヤ・コンパス・プロジェクトおよびDXハイスクールの公開授業を実施しました。教育委員会や各校種の先生方にご参加いただき,概要説明の後,4教科の公開授業を行いました。
保健体育科「保健」
「休養・睡眠と健康」をテーマに,現代の健康問題や新しい時代における健康の考え方について理解を深めました。生徒たちはグループワークを通じて休養について考察し,タブレットを活用しながら意見を発表・共有しました。



商業科「マーケティング」
これまでの学習内容を活かし,西陵高校のCM作成に取り組みました。各グループが市場調査に基づいて西陵高校の強みを検討し,タブレットや付箋を活用した対話的な活動を通じて発表を行いました。


福祉科「こころとからだの理解」
「認知症の治療・予防」をテーマに,音楽療法を起点とした特色ある授業を展開しました。生徒それぞれがプレゼンテーションを行い,言葉の持つ力や効果的なコミュニケーションについて主体的に学ぶことができました。

情報科「情報Ⅱ」【DXハイスクール】
AIの学習の基本となる「機械学習」の単元を実施しました。人間の学習と機械の学習の比較を通じて,「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」について学習しました。TeamsのWhite Board機能を活用し,意見の共有と確認を行いました。この授業については,DXハイスクール事業の一環としても行われました。


公開授業後,校長より本校のコンパスプロジェクトとDXハイスクールにおけるこれまでの取り組みと成果について報告しました。続いて,鳴門教育大学大学院学校教育研究科の藤村先生より,取り組み全体に対する講評とご指導をいただきました。


今後も生徒がより主体的に学ぶことができる,生徒主役の学びを研究していきます。
ウイングいちご商品開発プロジェクト
【障がい者雇用とSDGsに挑む未来の一歩】
中電ウイング株式会社が手掛ける「ウイングいちご」を使ったアイスクリームを開発するプロジェクトが、西陵高校生とのコラボで始動しました。いちごの廃棄削減を目指し、食品ロスを減らすことや、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指すこの取り組みは、単なる商品開発に留まらず、障がい者雇用にもつながる大切なプロジェクトです。
アイスクリーム製造には、地域に根ざした有限会社ぷらんぼんが協力し、商品のカップデザインは、障がいのある方々が手掛けています。
中電ウイング担当の方からは、いちご事業の背景や地域とのつながり、農業と福祉を結びつける意義を熱心に語られ、参加した生徒たちにとっては、プロジェクトの重要性を実感する貴重な機会となりました。「このプロジェクトで社会に貢献できる」と生徒たちの意識も大きく変わったようです。
また、アイスクリーム業界をリサーチした生徒たちは、実際に商品を食べ比べたりしながら、さまざまなアイデアを練り上げていきました。アイデアを出し合いコンセプトを深掘りする過程で、プロジェクトに対する理解がより深まりました。
最終的には、企業の方々も驚くほど完成度の高いプレゼンが実現し、企業側からも「学生ならではの発想が素晴らしい」と大きな評価をいただきました。
生徒たちがアイデアを形にした商品は西陵祭で実際に販売。なんと30分で300個完売する大成功を収めました。生徒たちは「商品のストーリーやテーマの大切さ」に気付き、今後の取り組みへのモチベーションをさらに高めています。
これからも、このプロジェクトがどのように発展していくのか、目が離せません。地域や社会に貢献しながら、未来を作る若者たちの挑戦に期待が高まります。

















